ホンダ「シェアサイクル用2電源システム」
ホンダはモビリティサービスの新たな取り組みとして、ユーザーが普段持ち歩くモバイルバッテリーを活用し、シェアリングサービス用の電動アシスト自転車の充電残量低下を解消する「シェアサイクル用2電源システム」を開発しました。【画像】ホンダ「シェアサイクル用2電源システム」を見る(9枚) 都市部ではクルマや公共交通機関ではカバーできない「ラストワンマイル」の移動を担うシェアサイクルが注目され、拡大しつつあるなか、ホンダは電動アシスト自転車の充電不足で「ユーザーが乗れない」不便が発生していること、シェアサイクル事業者が車両を充電するためにかかるコストといった課題を解決するため、ユーザーが普段から持ち歩くモバイルバッテリーに着目し、モバイルバッテリーをシェアサイクル用電動アシスト自転車に接続し、車両本体のバッテリーに加え、ふたつめの電源として使うことで、アシストとバッテリー充電に使用できる「シェアサイクル用2電源システム」を開発しました。 これにより、ユーザーはスマートフォンやPCの充電などに利用しているコンパクトなモバイルバッテリーを持ち歩くことで、シェアサイクルも安心して利用でき、シェアサイクル事業者も充電作業に関わるコストを大幅に削減できるようになるとしています。
ホンダ「シェアサイクル用2電源システム」
ホンダはこの「シェアサイクル用2電源システム」を用い、2022年中にシェアサイクル事業者と共同で実証実験を行ない、将来の事業化に向けた検討を進めていくことを発表しました(2021年10月21日)。
バイクのニュース編集部
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