低コストで簡易なウイルス検出技術の実用化へ
株式会社ジールコスメティックス 京都府立大学の学長である塚本 康浩氏らの研究グループが、ダチョウ抗体を担持させた不織布マスクを用いて、呼気からの新型コロナウイルスの可視化(目視)技術の開発に成功しました。株式会社ジールコスメティックスの共同開発者であり、京都府立大学の塚本 康浩 学長らの研究グループは、このたび、ダチョウ抗体を担持した口元フィルター入りの不織布マスク(以下「ダチョウ抗体担持マスク」という。)を用いることにより、呼気からのSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の可視化が、蛍光抗体法で肉眼でも可能であることを見出しました。
新型コロナウイルス感染者が8時間使用したダチョウ抗体担持マスク(臨床検体)からも、ウイルスの存在が確認でき、光源ボックスを用いて、同マスクに捕捉されたウイルスの可視化(目視)技術の開発に成功しました。
家庭でも簡単にウイルス確認が可能に
光源にLED紫外線ブラックライトおよびスマートフォンのLED光を用いた場合も、ダチョウ抗体担持フィルター上のウイルス抗原の可視化に成功しました。これにより家庭内でも簡単にマスク上のウイルスの可視化が可能となります。
実用化に向け研究を加速
今後は実用化へ向けてさらに研究を加速していきます。
実用化に関しては、米国 スタンフォード大学 医学部での臨床検体での検証を経て、京都府立大学発ベンチャー(オーストリッチファーマ株式会社、株式会社ジールバイオテック)と検査機器メーカーが製品化(検査キット化)し、国内外で販売する予定です。
この研究は、科学技術振興機構(JST) 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)トライアウトタイプにより進められています。なお、本技術は特許出願済みです。
より詳しい内容は、下記プレスリリースをご覧ください。
科学技術振興機構(JST)プレスリリース
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20211001-2/index.html
京都府立大学プレスリリース
https://www.kpu.ac.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=8601
株式会社ジールバイオテック
https://zbio.jp/
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ダチョウ抗体
開発者:京都府立大学 学長 生命環境科学研究科教授 塚本 康浩
地球上最大の鳥類であるダチョウは、病気で死ぬことがほぼなく驚異的な免疫力と回復力を持っています。
その生命力と卵の大きさ、産卵量に着目し、ダチョウに無害化した抗原を投与して抗体を生成し、抗体を含んだ無精卵からダチョウの命を犠牲にすることなくスピーディーかつ質のよい抗体を抽出することに成功しました。
また、熱や酸性、アルカリ性どちらにも強くいろいろな製品への活用が世界中から期待されています。
ジールコスメティックスは、「ダチョウ抗体」を用いたスキンケア製品、ヘルスケア製品、健康食品、日用品など多岐に渡る製品について共同研究開発を行っています。
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【株式会社ジールコスメティックス】
ダチョウ抗体の他に類を見ない可能性に着目し、2011年に創業。
肌トラブルや感染症など、世界中で起きているさまざまな問題をダチョウ抗体によって、根本的な解決へと導くための研究開発と製品化を行っています。
(プレスリリース https://bit.ly/3A6UmBg)(プレスリリース https://bit.ly/3v5KJ3S)(プレスリリース https://bit.ly/3d6Sj8C)(プレスリリース https://bit.ly/3pMPyNd)(プレスリリース https://bit.ly/2KWXHiH)(プレスリリース https://bit.ly/36IE7xu)(プレスリリース https://bit.ly/3ohis7N)(プレスリリース https://bit.ly/3m7kbdO)(プレスリリース https://bit.ly/3mavS3A)(https://bit.ly/37titPS)(Bio Space https://bit.ly/31waJc7)
https://zlc.jp/※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
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