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盲導犬の育成プロセスを改善へ--NEC、先進的な健康管理を目指した取り組み

盲導犬の育成プロセスを改善へ--NEC、先進的な健康管理を目指した取り組み

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  •  NECは、日本動物高度医療センター、関西盲導犬協会、京都市獣医師会と連携し、盲導犬の先進的な健康管理を目指した取り組みを12月から開始した。将来的には、1頭ごとの訓練情報と健康管理情報を突き合わせ、最終的に盲導犬の適性がある犬の共通特性を把握することで、盲導犬育成のプロセス改善に活用する。

    盲導犬の育成プロセスを改善へ--NEC、先進的な健康管理を目指した取り組み

     具体的には、日本動物高度医療センターの犬猫用活動量計「PLUS CYCLE」を訓練センターに入所した盲導犬候補となる犬の首輪に装着する。PLUS CYCLEは、三軸加速度センサーと気圧センサーを備えている。

    PLUS CYCLEを首輪に装着した盲導犬候補の様子

     初期訓練期間の6週間で収集した各種データをNECの人工知能(AI)技術群「NEC the WISE」で分析し、従来は難しかったストレスチェック、運動量の変化、性格の変化、健康状態の予測といったきめ細かい健康管理を可能にする。収集するデータは、センサーで得られる活動量・ジャンプ回数・睡眠時間などの活動データに加え、訓練センター入所時に京都市獣医師会が実施する健康診断・診療結果や、訓練士が毎日行う所見のデータなどの診察データとなる。

    分析イメージ

     NECと日本動物高度医療センター、関西盲導犬協会、京都市獣医師会は今後、初期訓練期間だけでなく、盲導犬候補の誕生から盲導犬になった後までAIを活用した健康管理の充実を図っていく。

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