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詳しくはこちらNECは14日、盲導犬としての訓練を受ける犬を対象に活動量計や人工知能(AI)などによる健康管理の高度化を目指した取り組みを始めたと発表した。犬や猫を対象にした高度先進医療を手掛ける動物病院の日本動物高度医療センターや、関西盲導犬協会、京都市獣医師会と連携して進める。
具体的には、訓練センターに入所した盲導犬候補に、日本動物高度医療センターが開発した犬猫用の活動量計「PLUS CYCLE(プラスサイクル)」がついた首輪を装着。初期訓練期間に当たる6週間、活動量やジャンプした回数、睡眠時間などのデータを活動量計で収集する。
訓練センターに入所する際、京都市獣医師会が実施する健康診断などのデータや、訓練士による日々の所見データも集める。活動量計によるデータとともに、NECのAI技術群「NEC the WISE(エヌイーシーザワイズ)」で分析することで、ストレスチェックや運動量・性格の変化、健康状態の予測など、様々な観点で健康管理ができるようにしていく。
今後、収集した訓練や健康管理に関する情報を、盲導犬の育成プロセスの改善につなげていくことを見据える。初期訓練期間にとどまらず、盲導犬になった後も含めてAIによる健康管理を進め、盲導犬や盲導犬ユーザーのウェルビーイング(幸福や健康)の向上にもつなげていきたい考えだ。
(日経クロステック/日経コンピュータ 西村崇)
[日経クロステック 2021年12月14日掲載]
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