台湾HTCはスタンドアロン型VRヘッドセット「VIVE Focus 3」へと、Wi-Fi 6対応や検知エリア(プレイエリア)の拡大、複数人でのマップ共有機能などを提供するアップデートの配信を開始しました。
VIVE Focus 3は2021年6月に発売されたVR(仮想現実)ヘッドセットで、PCに接続しなくても利用できるスタンドアロン型のデバイスです。ワイヤレスで利用でき、かつ5K解像度や120度の視野角、90Hzのリフレッシュレートなどを実現したハイエンドモデルとなっています。
HTCによれば、VIVE Focus 3には最初からWi-Fi 6Eに対応するための部品が搭載されていたとのこと。そして同無線規格が利用できるようになったことで、低遅延かつ広帯域、さらに干渉の少ない通信が可能になるとうたっています。
検知エリアを従来の15 × 15mから33 × 30mへと拡大する「LBE(Location Based Entertainment)」モードも発表されました。検知エリアは多角形やL字型などを設定することも可能に。さらに複数ユーザーがエリア内で位置情報を共有できる「マップ・シェアリング(Map Sharing)」機能も追加。これにより、フィールド内で複数のVIVE Focus 3ユーザーが一緒に遊ぶことが可能になります。
それ以外にも、5分間の環境設定が省略できる「VO(Visual Odometry)」モード、先述のLBEとVOを組み合わせた6DoF(3軸+移動)トラッキング、テニスラケットなどのアクセサリを正確にトラッキングできる「スペース・キャリブレーター(Space Calibrator)」などが追加されています。
今回のソフトウェアアップデートにより、大きな性能向上をとげたVIVE Focus 3。VR分野ではOculus(2022年からはMetaブランドに)を従える米フェイスブックが気を吐いていますが、VIVEシリーズもさらなる発展を楽しみにしたいものです。
Source: HTC
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