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木曽町、御嶽・黒沢口登山道の規制解除

木曽町、御嶽・黒沢口登山道の規制解除

登山道の規制ロープが付いたくいを引き抜く町職員ら=木曽町の御嶽山9合目上部で

 二〇一四年の噴火災害で死者・行方不明者六十三人を出した御嶽山(三、〇六七メートル)で一日、木曽町は、黒沢口登山道の九合目上部と山頂・剣ケ峰を結ぶ約六百メートルの立ち入り規制を解除した。期間は十月十二日まで。シーズンを通じて山頂まで登ることができるのは、噴火以降で三年目。 午前八時、登山道の九合目付近に町職員と山小屋関係者計六人が訪れ、規制ロープが付いたくいを引き抜いた。初めてシーズンを通じて解除された二年前はツアー客らが待ち並んでいたが、新型コロナウイルスの影響などもあって解除時間に登山者の姿はなかった。 近くにある木曽町の山小屋「二ノ池山荘」は昨年、コロナの感染拡大を防ぐために宿泊営業を取りやめた。今年は宿泊者の定員を半分以下に抑えて六月二十六日から営業を始めているが、収束を見込んで昨年などに予約があったツアー客のキャンセルが相次いでいるという。 同山荘の小寺祐介支配人(41)は「自然の中だが人が集まることで感染が広がるのは不安」と話す。それでも「去年に比べたら営業できるだけでもありがたい。やれることをやるだけ」と前を向いた。 王滝村の王滝頂上につながる登山道は、今月上旬から十月十...

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