スマホやタブレットなどのバッテリーを短時間でチャージしたいときに役立つ「急速充電」機能。しかし、アナタは本当に急速充電機能を使いこなせているだろうか? 正しい知識をもっていないと、急速充電可能な端末でも充電速度は遅いままかもしれない……。今回は、意外に知られていないモバイル端末の充電機能の秘密を解き明かしてみよう。
急速充電のポイントはアンペア数!
スマホやタブレットのバッテリーを充電するとき、短時間でバッテリーをチャージできる「急速充電」機能を使えば、通常より早く充電できることはご存じだろう。しかし、スマホが急速充電機能に対応していても、電源周りの機器すべてが対応していないと、急速充電されないことはあまり知られていない。
まず覚えておきたいのが、USB充電器やモバイルバッテリーの電流量(アンペア[A])だ。このアンペアの数値が高いほど充電量が多くなるため、充電スピードも早くなるのである。つまり、スマホが急速充電対応であっても、0.5~1A対応のモバイルバッテリーやUSB充電器を使っていると0.5~1Aでしか充電されないのだ。急速充電したいなら、必ず2A~3Aに対応している製品を使う必要がある。
ちなみに、現在パソコンで使用されているUSB端子は2.0と3.0が混在しているが、規格上パソコンのUSB2.0では「0.5A」、USB3.0でも「0.9A」である。もし、急速充電するならパソコンで充電するのは避けた方がよいだろう。